前回は「脱力」と「口角を上げる」必要性を紹介しました。今回はブレストレーニングとファルセットについて習っていることを紹介したいと思います。ブレストレーニングをすることで歌声に対する伸びや腹式呼吸で声量を安定することができます。ファルセットは裏声を活用する技術です。最近の曲にはファルセットを上手く使った曲が多いので、押さえたいポイントです。
こんにちは!りょうたろです。ヾ ^_^♪
某レーベルさんの元、レコーディングに向けてプロによるボイストレーニングを1年間受けることになりました。大切なポイントを記事に残していきますので参考にして下さい。
もくじプロに習うボイトレ|ブレスコントロール(腹圧)とファルセットについて。
- ブレストレーニングとファルセットについて。
- 複式呼吸とブレストレーニングの練習方法。
- ブレストレーニングで大事なポイントがあります。
- B’zの稲葉浩志さんも重要視するパワーブリーズ
- ウィスパーボイスにも必要なファルセット
- ファルセットを上手にコントロールする為に改善する方法とは?
- 曲の中でファルセットで歌う箇所はしっかりと把握する。
- 譜割りを理解してどの場所でファルセットに切り替えるのか把握する。
- まとめ
ブレストレーニングってなんだろう?
ファルセットって裏声のことなのね〜♪
ブレストレーニングとファルセットについて。
ブレストレーニング
ブレストレーニングは以前から、音源付きのボイストレーニング本を購入して、路上演奏や歌う前などによくやっていました。息を吐くコントロールの練習方法になります。
イメージとして、
声を乗せずに息だけを「スーーー」と同じ一定の量を吐き続ける練習法です。
息の吐き方もリズムに乗せて「スースースー」などいくつか方法があります。歌声を安定させることや複式呼吸に繋がります。
ファルセット
ファルセットは、僕もどちらかというと不得意で、今回のボイトレにて上手な技術を習得したいと思っています。ボイストレーナーにも克服したいポイントとして伝えて指導してもらっています。
「ウィスパーボイス」と呼ばれる、地声と裏声の中間を使った歌声が多くなってきた。
最近では、ウィスパーボイスでかっこよく聴かせるような曲が多くみられるようになりました。特に男性が歌う曲だと「Official髭男dism」や「King Gnu」などが分かりやすい歌い方です。
高い音域に対してファルセッットを上手に使い、尚且つしっかりと芯のある歌声を響かせる方法です。そのスキルを身につけると歌唱力と表現がとても広がります。
複式呼吸とブレストレーニングの練習方法。
※下手くそな絵でごめんない。
ブレストレーニングは息を一定量で吐く練習方法です。一般的なやり方として口を上記のようにして歯を閉じます。舌は歯の後ろあたりに置いておき、
歯の隙間から「スーーー」っと出すイメージです。
一番のコツは息を最初に吐き切ることです。「スーー」っとこれでもかっと思うくらい息を吐き切ると、次に入ってくる息が自然と横隔膜に入りやすくなります。横隔膜に入ると腹式呼吸になるので、腹式呼吸が不得意な方はこの練習方法が絶対的に必要です。
メトロノームを使って練習。
スマホアプリでもいいので、メトロノームを使って以下の二種類を息を吐き切るまで練習します。
- 「スーーーー」
(息を一定量を同じ加減で、意識しながら吐き切ります) - 「スースースースースースー」
(メトロノームで適度なリズムに設定して、リズムに合わせて息を吐きます)
ブレストレーニングで大事なポイントがあります。
ブレストレーニングで息を吐き切る時も、リズムに合わせて息を出している時も肩の「脱力」を忘れないようにしなければいけません。ブレストレーニングだけに注目すると恐らく肩に力が入ります。肩は脱力です。腹圧は必要なので、お腹には力を入れます。
ブレストレーニングは歌っている時に活かす為のトレーニングなので、歌うとは息を吐く状態にそのまま声帯の声を乗せるイメージです。なので脱力ができていないと、自然と首にも力が入り声帯が閉まってしまいます。
そしてボイストレーナーに教えてもらった重要なポイントとして、ブレストレーニングの時にも口角を上げて、息を吐く練習が必要だということになります。「脱力」と「口角を上げる」については、前回の記事を参考にしてください。
B’zの稲葉浩志さんも重要視するパワーブリーズ
ブレストレーニングにおすすめの器具があります。それが「パワーブリーズ」という商品。B’zファンの方なら知っている人も多いかもしれません。稲葉浩志さんはパワーブリーズを愛用しています。実際にライブ前に利用してる風景がライブ映像に収められており、対談でも活用していることを公言しています。
※ 稲葉浩志さんがどのメーカーを利用しているのかは不明です。
なぜ活用しているのか?
パワーブリーズは、腹筋 肺筋 横隔膜強化トレーニングに最適に設定されている器具です。ロングトーンや声量、歌の表現にとても最適なトレーニングができます。
プロミュージシャンはライブや歌う前には、必ずブレストレーニングと発声練習を行なっています。歌い手さんは毎回行うものだという認識でいてください。
良い状態をキープする為には必要です。突然良い感じの声は出せませんし、それだけブレストレーニングとは重要な練習ということになります。
歌うことが趣味の人にも、気持ちよく歌えるのでおすすめだと思います。
ウィスパーボイスにも必要なファルセット
先に、男性が歌う曲だと「Official髭男dism」や「King Gnu」などが分かりやすい歌い方と説明したウィスパーボイスですが、基本的としてファルセットが上手にコンロールできるようになる必要があります。
僕自身もファルセットは訓練中で、最近少しずつ良くなってきたと思える場面もあります。ボイトレをする前は自己流で裏声を操っていたので、そもそもファルセットがだしづらい状況でした。
裏声になると声が細くなっていたので、上手くコントロールできないことをボイストレーナーの先生にも相談しました。そして地声から裏声に切り替えることも苦手だったので、改善できるように相談しました。
ファルセットを上手にコントロールする為に改善する方法とは?
結論を先に言うとファルセットは、
「脱力」+「ブレストレーニング腹圧」が上手になるコツ。
ということが分かりました。
その理由とは?
まずファルセットとは、ブレストレーニングをして息を吐いている状態に、声を少し乗せた状態です。なので吐く息に対して声帯を素通りする息の量が多くなるので、通常に声を震わせて出すより「息の量が多めに必要になる」という事です。
なので腹圧としてブレストレーニングが必要になります。
上記で紹介した「パワーブリーズ」などの器具はとても最適なトレーニンググッツなのだと言えます。
普段は使っていない筋肉をトレーニングする必要があります。腹筋も必要ですが、それ以上に「息を吐く吸う」の横隔膜を上手に使えることが一番必要という話です。
そして「脱力」についてですが、ここは歌う時と同様に、肩の力が抜けていないと声帯が閉まってしまいます。肩に力が入ることで声や裏声も細くなります。綺麗にファルセットを吐き出すには脱力は常に意識しないといけません。脱力はかなり大事なポイントです。
曲の中でファルセットで歌う箇所はしっかりと把握する。
曲を綺麗に歌い上げる為に、ファルセットで歌う箇所の譜割をしっかりと把握する。
譜割りとは?
譜割を分かりやすく例えると、歌う時には曲のリズムに合わせて言葉を置いていきます。歌も一旦スタートすると時間の流れ(リズム)が進み始めます。そのリズムに合わせてメロディーの音階と同時に決まった場所に「言葉を置いていく」作業。これが譜割りです。
例えばMr.Childrenの桜井さんが歌う曲は「譜割り」が絶妙です。歌詞として言葉の置き方が絶妙なので、細かくリズムを把握している人でないと、的確に文言を曲のリズムに沿って置いていくことができません。
なのでミスチルの曲は、簡単には歌えないと感じている人も多いと思います。
譜割りを理解してどの場所でファルセットに切り替えるのか把握する。
譜割りを含めて、言葉のどこからどこまでの箇所をファルセットに切り替えるか、決めておく必要があります。なんとなくで歌ってしまうと締まりのない歌になってしまいます。
あらかじめ決めておくことで、綺麗に切り替えることができます。ファルセットを上手にだす方法は「脱力」と「ブレストレーニング(腹圧)」のコンビネーションなので練習が必要になります。
ここまで意味も理解して練習すると、上手く歌えなかった方も必ず上達すると思います。これからもボイストレーニングで学んだ有力な情報を記事にしていきたいと思います。
まとめ
今回はブレストレーニング(腹圧)とファルセットについて紹介しました。プロのボイストレーナから習ったことや自分で学んでいた知識などを織り交ぜて記事を書いています。
前回の記事で紹介した「脱力」と「口角を上げる」も同時に関連し合う大切な内容ですので、「ブレストレーニング」と「ファルセット」を練習する時も意識してみて下さい。
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